さき子どもが帰ってきても暗い顔してて、ご飯もあんまり食べなくて……何かあったのかなって心配で。どう関わればいいのかわからないんですよね。



わかります、その不安。私も最初は「何かしなきゃ」と焦るばかりで、かえって子どもを追い詰めてしまったことがあって……。高校生の友達関係が崩れることって、実はめずらしくないんですよね。まずその背景を知るだけで、少し気持ちが楽になると思います。
- 高校生の友達関係が崩れるよくある5つのパターンと背景
- 子どもが悩みを抱えているときに出すサインの見分け方
- 親が陥りやすいNG言動と子どもへの影響
- 家庭を安全基地にするための具体的な関わり方と専門家への相談タイミング
高校生の友達関係が崩れたとき親が知るべきこと


- 友達関係が崩れやすい背景を知ると、親の焦りや自責が和らぐ
- 言葉以外のサインに気づくことが、親としての第一歩になる
- よくある5つのパターンを知ると「うちだけじゃない」と思える
- SNSや部活引退など、現代特有の崩れ方も理解しておくと対応しやすい
まずは「なぜ高校生の友達関係は崩れやすいのか」という背景を知っておくことが大切だと思っています。
親が状況を正しく理解できると、焦りや自責の気持ちが少しだけ落ち着くんですよね。「育て方が悪かったのかも」と自分を責めてしまう前に、ここで一度立ち止まって読んでみてください。
高校で友達がいない子供が出すサインを見逃さないで


子どもって、友達関係で悩んでいても、親にはなかなか話してくれないんですよね。高校生になると自立心が強くなる分、「自分の問題は自分で解決しなきゃ」という気持ちも大きくなります。だからこそ、言葉以外のサインに気づけるかどうかが、親としてとても重要になってきます。
サインには大きく分けて、行動面と言葉・感情面の2種類があります。それぞれ、どんな変化が出やすいのかを見てみましょう。
行動面のサイン
たとえば、帰宅後すぐに自分の部屋に入ってなかなか出てこなくなること。ご飯をほとんど食べなくなったり、逆に食べすぎたりするケースもあります。深夜までスマホをチェックし続けるとか、逆に急にスマホをまったく見なくなるとか……どちらのパターンも要注意だと思っています。
朝になると頭痛や腹痛を訴えて学校を休もうとするのも、心のSOSが体に出てきているサインかもしれません。睡眠が乱れて深夜まで起きていたり、早朝に目が覚めて眠れなくなったりすることも、見逃しやすいポイントです。
| 行動面のサイン | どんな変化か |
|---|---|
| 帰宅後の行動 | すぐ部屋にこもり出てこない |
| 食欲 | 食べなくなる・または過食になる |
| スマホ利用 | 気にしすぎる・または急に見なくなる |
| 睡眠 | 深夜まで起きている・早朝に目が覚める |
| 身体症状 | 頭痛・腹痛を訴えて登校を渋る |
| 休日の過ごし方 | 友達と遊ばなくなる・外出しない |
言葉・感情面のサイン
「学校つまらない」「早く卒業したい」という言葉が増えてきたら、何かが変わっているサインかもしれません。これまで名前がよく出ていた友達の話が、ある日を境にぱったり出なくなる……というのも、関係が崩れたことを示していることが多いです。
「友達ってなんなんだろう」という哲学的な問いを突然投げかけてくることもあります。こういう言葉は、子どもなりに関係の意味を問い直しているサインなんですよね。また、些細なことでイライラしたり、逆に無気力でぼーっとしている時間が増えたりするのも、ストレスのはけ口が家庭に向いているサインだったりします。
サインに気づいたときの親の基本姿勢
- すぐに「どうしたの?」と詰め寄らず、まず「気づいている」状態でいる
- 「何か変だな」という感覚を大切にしながら、少し距離感を持って様子を見守る
友達関係が崩れるよくある5つのきっかけ


高校生の友達関係が崩れるには、いくつかよくあるパターンがあります。「うちの子の状況はどれに近いかな」という視点で読んでもらえると、状況の整理に役立つかもしれません。どのパターンも、実際にとてもよくある話なので、少し安心して読んでみてください。
パターン1:進路の違いによる自然な疎遠化
高3になると、大学進学を目指すグループと就職・専門学校を考えているグループで、話題や生活リズムが少しずつ変わってきます。受験勉強に集中している子と、すでに就職先が決まっている子では、放課後の過ごし方も全然違ってきますよね。
「仲良くしたいのに話が合わなくなった」という状態は、誰のせいでもなく、ごく自然な変化だったりするんですよね。子ども本人も「なんで距離ができたんだろう」と悩んでいることが多いですが、実はそれが成長の証だったりもします。
パターン2:受験ストレスによる余裕のなさ
受験期は、みんなが精神的に追い詰められています。ちょっとしたひと言が傷になったり、「あの子だけ遊んでいる」という感情がすれ違いを生んだりすることも多いです。たとえば、模試の結果を比べ合うことで関係がギクシャクしたり、志望校を言い合ったことがきっかけで距離ができたりすることもあります。受験という共通のプレッシャーの中で、人間関係も一緒に揺れやすい時期なんですよね。
パターン3:部活引退後の人間関係の再編
部活を中心に築いてきた友達関係は、引退と同時に大きく変わります。毎日一緒に練習していた仲間という共通項がなくなると、意外と話すことが減っていくんですよね。たとえば、キャプテンだった子が引退後に急に孤立するケースもあって、「あの子のせいで負けた」みたいな空気が流れてしまうこともあるんですよね。部活が生きがいだった子ほど、この時期に無気力になりやすいので、注意して見ていてあげてほしいと思います。
パターン4:恋愛絡みのグループ崩壊
仲良しグループ内でカップルができると、どちらの味方をするかという空気になってしまい、グループが分裂するケースもあります。こういう場合、当事者じゃない子が一番割を食ってしまうことも多いんです。「友達のためを思って」動いたつもりが、気づいたら自分が仲間外れになっていた……みたいな話は、残念ながらよく聞きます。こうした状況は、子ども本人にはどうにもできないことが多いので、親は「あなたが悪いわけじゃない」という姿勢を保つことが大事だと思っています。
パターン5:価値観の変化による疎遠化
高校生の3年間って、趣味や好みがものすごく変わる時期でもあります。これまで一緒に盛り上がっていたゲームやアイドルに興味がなくなって、グループの話についていけなくなる……みたいなことも起きやすいです。新しい興味が生まれて、これまでのグループとの共通点が薄れていく。それ自体は、むしろ成長の自然な流れなんですよね。
ただ、高校2年や3年から新しいグループに入り直すのはなかなか難しくて、そこで孤立感が生まれてしまうこともあります。どのパターンも「子どものせい」でも「親の育て方のせい」でもありません。高校生という時期に起きやすい、ごくふつうの変化の一つだと思っています。まずは「うちの子だけじゃない」という視点を持つことが、親自身の気持ちを落ち着かせる第一歩になります。
SNSやLINEグループが引き起こすトラブルの実態


今の高校生にとって、LINEやInstagram、TikTokはリアルな人間関係とほぼ一体化しています。総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、15〜19歳のLINE利用率は約90%、TikTokやInstagramも半数以上が使っているんですよね。(出典:総務省情報通信政策研究所『情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』)
だからこそ、SNS起点のトラブルが友達関係の崩れに直結することがとても多いんです。たとえば、3人グループのLINEから自分だけ外された、という体験。翌朝学校に行くと、昨日まで普通に話していた2人が急によそよそしくなっている……というのは、今の高校生にはよくある話です。既読スルーや、グループ内での陰口のスクリーンショット拡散なども、定番のトラブルパターンになっています。
SNSトラブルが他の問題と違う点があります。それは24時間365日・家に帰っても続くという点です。
- 深夜に既読スルーが続き、眠れない夜が続く
- 朝起きたらグループを抜かれていた、という経験
- LINEグループの「外側」に置かれる感覚は、子どもに相当なダメージを与える
子供が部活辞めたい学校も嫌と言い出したときの背景


「部活辞めたい」「学校も嫌だ」という言葉が出てきたとき、親としてはびっくりしますよね。私も最初は「そんなこと言っても……」と軽く受け流してしまっていたんですが、それが子どもには「わかってもらえなかった」という体験になっていたかもしれません。
この言葉の背景には、多くの場合、人間関係の行き詰まりが隠れています。部活の中でのポジションをめぐる摩擦、グループでの孤立、先輩後輩関係のストレスなど、子ども自身がうまく言語化できていないことが多いんです。
たとえば、「部活のどんなところがしんどい?」と聞いてみると、初めて「実は○○さんとうまくいってない」と話してくれることもあります。「部活を辞めたい=不真面目」と決めつけず、まずその言葉の奥にある気持ちを聴いてみることが大切だと思っています。
「学校も嫌」という言葉が続くようであれば、不登校の手前のサインである可能性もあります。深刻になる前に早めに気づいてあげられるかどうかが、その後の経過に大きく関わってくるかもしれません。また、環境を変えることが、子どもにとっての正解になることも、十分にあるんですよね。
思春期の子どもが「親に話せない」と感じる理由


内閣府の調査では、16〜19歳の若者が悩みを相談する相手として最も多いのは友人(約60%)で、次いで母親(約50%)という結果が出ています。つまり、友達関係が崩れると、相談相手を一気に失ってしまうことになるんですよね……。また「誰にも相談しない」と答えた若者も約15〜20%いて、特に男の子に多い傾向があります。
高校生が親に話せない理由として、まず大きいのは自立欲求です。「親に頼るのは恥ずかしい」「自分で解決しなきゃいけない」という気持ちが強くなる時期なんですよね。中学生と違い、高校生はより強く「子どもとして見られたくない」という意識があります。
それに加えて、「話したら親が心配して余計なことをしそう」という不安もあります。たとえば、先生に報告されたり、相手の親に連絡されたりすることを恐れて、話すのをためらってしまう子も多いんです。さらに「こんなことで悩んでいると思われたくない」という見栄のようなものも、高校生には強く働きます。友達のことで親に泣きついているように見られることへの抵抗感……そういう繊細な部分がある年頃なんですよね。
「話してくれない」のは信頼されていないのではなく、子どもが自分で抱えようとしている証拠でもあります。この心理を理解しておくだけで、親の関わり方はずいぶん変わってくると思っています。「話してくれない」という現実を「拒絶された」と受け取らず、「それだけ自立しようとしているんだな」と少し見方を変えてみることが、親自身の気持ちを楽にするヒントになります。



じゃあ実際に、親としてどんなことをしてあげられるんですか? 何かしてあげたいけど、何をすればいいのかわからなくて。



「何かしなきゃ」という焦りを一度手放すことが、実は最初の一歩だったりするんですよね。派手なことじゃなくていいんです。日常のちょっとした関わり方の積み重ねが、子どもにとっての一番の支えになります。
高校生の友達関係が崩れたときに親ができるサポート


- 傾聴の基本は「解決策より先に気持ちを受け取る」こと
- 善意からのNG言動を知っておくだけで関わり方が大きく変わる
- 家庭を安全基地にする日常の積み重ねが子どもの心を支える
- 深刻なサインが出たら早めに専門家へ。相談のタイミングを見極める
子どもの気持ちを引き出す傾聴の具体的な方法


傾聴というと難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「解決策を出す前に、まず気持ちを受け取る」ということです。私も最初はついつい「どうしたらいいと思う?」「こうしてみたら?」と提案したくなってしまっていたんですが、それが子どもには「わかってもらえてない」と映っていたみたいで……。親としては「助けてあげたい」という気持ちから出た言葉なのに、子どもには違って伝わってしまうことがあるんですよね。
大切なのは、まず「そっか、それはつらかったね」と感情を受け取る言葉を先に出すことです。「なんでそうなったの?」とか「あなたにも悪いところがあるんじゃない?」という言葉は、たとえ親切心からであっても、子どもの口を閉じさせてしまいます。子どもが求めているのは、まず「わかってもらえた」という感覚です。解決策や正論は、そのあとでも十分間に合うんですよね。
思春期の子どもに効く傾聴のコツをまとめると、こんな感じです。
- 沈黙を怖がらず、黙って隣に座っているだけでも安心感が伝わる
- 「話したくなったらいつでも聞くよ」と一言伝えて、圧をかけない
- 向き合うより「並ぶ」——夕飯の準備中や車での移動中が話しやすい
親が陥りやすいNG言動と子どもへの影響


善意からの行動が、かえって逆効果になってしまうことがあります。どれも「子どものために」という気持ちから出てくるものなので、責める話ではなく、知っておくだけで変わることができる話だと思っています。具体的にどんな言動がNGなのか、整理してみました。
NG①:解決策を押しつける
「そんな友達とはもう付き合わなければいい」「先生に言おうか?」という言葉。高校生は、アドバイスより「聴いてもらいたい」が先なんですよね。解決策の提示は「わかってもらえない」という感覚を強めてしまいます。「あなたにも悪いところがあるんじゃない?」という言葉も同様です。事実かどうかに関わらず、まず気持ちを聴く前に評価を加えることが、子どもの心を閉じさせます。
NG②:感情的に巻き込まれる
「その子、絶対おかしい!あなたは全然悪くない!」と親が怒りを爆発させてしまうと、子どもは「親を心配させてしまった」という罪悪感を覚えます。次から相談してくれなくなる原因になりやすいです。「子どものために怒っている」気持ちはわかるんですが、その感情の矛先が子どもへの負担になってしまうことがあるんですよね。
NG③:相手の子や保護者に直接連絡する
高校生の友達関係は複雑です。親が介入することで「親に言いつけた」という烙印を押されてしまい、状況がさらに悪化するケースは少なくありません。担任やスクールカウンセラーへの相談は、「状況を知ってもらう」程度にとどめるのがおすすめです。動く前に必ず「子どもに相談してから」という順番を守ることが大切だと思っています。
NG④:毎日根掘り葉掘り聞く
「今日は誰と話したの?」「○○ちゃんとは仲直りできた?」と毎日確認するのも逆効果です。子どもは「監視されている」と感じて、家でもリラックスできなくなってしまいます。心配する気持ちはよくわかるんですが、毎日の確認は「安心したい親のため」になっている可能性もあるんですよね。子どもが「ここでは何も聞かれない」と思える空間が、実は一番話しやすい環境を生みます。
| NG言動 | 子どもへの影響 |
|---|---|
| 解決策を押しつける | 「わかってもらえない」と口を閉じる |
| 感情的に巻き込まれる | 「心配させた」と罪悪感を覚え次から話さなくなる |
| 相手に直接連絡する | 「言いつけた」と周囲に思われ状況が悪化する |
| 毎日根掘り葉掘り聞く | 「監視されている」と感じ家でも休めなくなる |
家庭を安全基地にするための日常の関わり方


子どもが学校で傷ついて帰ってきたとき、家が安心できる場所であることが何より大切だと思っています。安全基地という言葉があるんですが、要するに「ここにいると自分を保てる」と感じられる場所のことです。学校でどんなに傷ついても、家に帰れば安心できる……その感覚が、子どもに「また明日もやってみよう」と思わせる力になります。
たとえば、帰ってきたときに「おかえり」とだけ言って、「何かあった?」と聞かない。学校の話をしなくていい空気を作る、ということです。好きな食べ物を用意するとか、好きなテレビを一緒に見るとか、日常の小さな安心感を積み上げることが、長い目で見ると子どもの心を支えます。特別なことをしようとしなくていいんですよね。「いつもと同じ日常がそこにある」という安定感が、子どもにとっての一番の安心材料になります。
高校生って、友達の数が自分の価値みたいに感じやすい時期なんですよね。SNSのフォロワー数とか、グループにいるかどうかとか、そういうことで自分の居場所を測ってしまう。「友達が少なくても、あなたの価値は変わらない」という姿勢を、言葉と行動の両方で伝え続けることが親の役割だと思っています。
また、親自身の失敗談を共有するのも効果的です。「実は私も高校のとき、似たようなことがあってね……」と話してみると、子どもは「親も同じだったんだ」と感じて、少し気持ちが楽になることがあります。親を「完璧な人間」ではなく「失敗しながら生きてきた人」として見せることで、子どもは「自分も乗り越えられるかも」と思いやすくなります。ただ、「だからあなたも大丈夫」という結論を急がないことが大切です。話を聴ききってから、ゆっくり伝えてみてください。
深刻化のサインとスクールカウンセラーへの相談タイミング


多くの場合、友達関係のトラブルは時間とともに落ち着いていきます。ただ、以下のようなサインが出ている場合は、早めに専門家に相談することを考えてほしいと思います。
次のどれか一つでも当てはまるなら、一人で抱え込まずに専門家に相談するタイミングだと思っています。
- 2週間以上、食欲や睡眠に著しい変化が続いている
- 「死にたい」「消えたい」という言葉が出た(冗談めかしていても要注意)
- 自傷行為が確認できた
- 完全に学校に行けなくなった
相談先として、まず使いやすいのはスクールカウンセラーです。学校に配置されている臨床心理士等で、子どもが直接相談することも、親だけが状況を共有することもできます。相談内容は原則として守秘義務があるため、子どもが「先生に筒抜けになる」という心配はあまりしなくて大丈夫です。
学校以外では、各都道府県や市区町村の教育相談センターも利用できます。不登校やいじめ、友達関係全般を相談できる窓口で、電話やメールで対応しているところも多いです。
「うちの子の場合は通信制高校という選択肢もあるのかな」と気になっている方は、こちらも参考にしてみてください。


「まだ大丈夫かな」と思っているうちに相談するのが、実は一番いいタイミングだと思っています。深刻になってからでも相談は遅くありませんが、早いほど対応の幅が広がります。具体的な相談先の選び方や利用方法については、専門家や公式サイトで確認してみてください。
「見守る」という選択が子どもの自信を育てる理由


「何もできていない」と感じている親御さんに、一番伝えたいことがここにあります。見守ることは、放置ではありません。子どもを信頼している、という行為なんです。
高校生の友達関係は、時間とともに自然に変化していくことがほとんどです。親が先回りして解決してしまうと、子どもは「自分では解決できない」という経験を重ねてしまいます。逆に、「つらかったけど、自分で乗り越えた」という体験は、レジリエンス(困難から立ち直る力)を育てます。この「自分で乗り越えた経験」の積み重ねが、大人になってからの生きる力になるんですよね。
私自身も、子どもの問題をすぐに「なんとかしよう」と動いてしまう癖があって、それが子どもの自立の邪魔をしていたと気づいてからは、少し手を引くようにしました。簡単ではないんですけど、「待つ」ことも親の大事な仕事だと、今は思っています。「見守る」というのは、ただぼーっとしているわけじゃなくて、サインに気づく目は持ちながら、手は出さない……という絶妙なバランスが必要なんです。「親として何もしていない罪悪感」を手放すことが、まず最初のステップかもしれません。
高校生の友達関係が崩れても親にできることはある


というわけで、ここまで読んでくれた方には伝わったかと思うんですが……親にできることって、実はとてもたくさんあるんです。派手なことじゃなくていい。毎日「おかえり」と言うこと、好きなご飯を作ること、隣に座ってテレビを見ること。そういう積み重ねが、子どもにとっての「ここに帰ってきていいんだ」という安心感になります。
高校生の友達関係が崩れることは、決して珍しいことではありません。文部科学省の調査でも、友人関係の問題は高校生の不登校の要因として上位に挙げられているほど、多くの子どもが通る道なんです。だからこそ、「うちの子だけ」「私の育て方が悪かった」と思い詰めないでほしいと思います。
ただ、一人で抱え込みすぎないことも大切です。親御さん自身が不安で不安定になると、家の空気が重くなって、子どもにもその影響が出てしまいます。「自分も誰かに話を聴いてもらおう」と思ったら、スクールカウンセラーに親として相談するのも、立派な選択肢の一つです。
また、「今の学校じゃなくてもいいのかもしれない」と感じている場合は、転校という選択肢も視野に入れてみてください。


- 友達関係の崩れはよくある変化。「うちの子だけ」「育て方のせい」と思い詰めなくていい
- 言葉より先に感情を受け取る傾聴が、子どもの口を開かせる第一歩になる
- 善意からのNG言動(解決策の押しつけ・感情的な介入・毎日の確認)は逆効果になりやすい
- 「いつもと同じ日常」と「存在を肯定する言葉」が、家庭を安全基地にする
- 深刻なサインが出たら早めにスクールカウンセラーや相談窓口へ。一人で抱えなくていい
子どもの友達関係で悩む親御さんが、少しでも気持ちを楽にして子どもに向き合えるように。この記事がそのきっかけになれたら、うれしいです。
なお、子どもの状態が深刻に感じられる場合は、必ず専門家にご相談ください。この記事はあくまで一般的な情報をまとめたものであり、個別の状況への対応は専門家の判断が最優先です。
通信制高校の選び方について詳しくまとめた記事はこちらです。


※ お子さんの状況はご家庭ごとに異なります。具体的な進路選択については、在籍校の先生やスクールカウンセラー、各通信制高校の相談窓口に直接ご相談されることをおすすめします。





