通信制高校の選び方で押さえたい5つのポイント

さき

通信制高校って、種類がたくさんあって、どこを選べばいいか全然わからなくて……。どこから調べ始めればいいんですかね?

ゆかり

それ、すごくよくわかります。私も最初は同じで、「全日制じゃなくて通信制にしよう」と決めたはいいけど、学費の違いとか登校頻度とかサポート体制とか、確認することが多すぎて頭がパンクしそうになったんですよね。まずは「比較の軸」を持つところから始めると、だいぶ整理しやすくなりますよ。

さき

比較の軸、か……。なんとなく「有名そうな学校」から調べてました。

ゆかり

それだと「なんとなく選んだ」になりやすくて、後悔しやすいんです。合う子・合わない子の話や、費用の実態、サポート体制まで、この記事で一緒に整理していきましょう。

この記事を読むと分かること
  • 通信制高校を選ぶときに最初に決めるべき優先事項の整理方法
  • 登校頻度・学費・サポート体制など4つの主要ポイントの具体的な比較方法
  • 合う子・合わない子の特徴とタイプ別の学校選びの考え方
  • 資料請求から説明会・個別相談まで、後悔しない学校選びの進め方
目次

通信制高校の選び方で押さえたいポイントとは

通信制高校の選び方で押さえたいポイントとは
  • まず「なぜ通信制か」という自分軸を整理することが出発点になる
  • スクーリング頻度・学費・サポート・進路の4軸で学校を比較する
  • 全国約270校の中から、自分の状況に合った比較軸を持って絞り込む

通信制高校は、全日制とは仕組みもかなり違いますし、学校によって特徴がまったく異なります。まずは比較の前に、どこに注目すればいいかの「地図」を頭に入れておくのがおすすめです。

全国の通信制高校の数は約270校(公立約80校、私立約190校)にのぼり、在籍生徒数は2023年度時点で約26万人と、10年前の約1.5倍に増えています。選択肢が増えているのはありがたいことなんですが、その分「どこを選べばいいか」がわかりにくくなっている面もあるんですよね。だからこそ、まず自分の状況に合った比較軸を持つことが大事だと思っています。

まず自分の優先事項を整理しよう

まず自分の優先事項を整理しよう

通信制高校を選ぶうえで、いちばん最初にやったほうがいいのは「なぜ通信制を選ぶのか」という理由の整理だと思っています。これが曖昧なまま学校を比べはじめると、「あれも良さそう、これも良さそう」ってなって、結局どこがいいかわからなくなるんですよね。

私自身も最初はこの軸がなくて、「有名だから」「サイトがきれいだったから」みたいな理由で学校を並べていたんです……。それだと後で「なんとなく選んだ」になってしまうので、ここだけは丁寧にやっておくのがいいと思います。

たとえば、不登校で体調が不安定だから登校をできるだけ減らしたい、という場合と、大学進学をしっかり目指したいから専門的なサポートがほしい、という場合では、選ぶべき学校がまったく変わってきます。まずは以下のような軸で、自分や子どもに当てはまるものを確認してみてください。

自分軸を整理する4つの確認ポイント

  • 通信制を選ぶ主な理由(不登校・体調不良・発達特性・経済的事情・芸能やスポーツ活動など)
  • 卒業後に目指したい進路(大学進学・専門学校・就職・まだ決まっていない)
  • 登校できる頻度の目安(ほぼ登校できない・週1〜2回なら可能・できれば毎日通いたい)
  • 費用にかけられる範囲(できるだけ安くしたい・多少かかっても手厚いサポートがほしい)

この4つを紙に書き出すだけで、学校の比較がぐっとやりやすくなります。「費用を抑えつつ登校は少なめ」と決まれば、公立でオンラインスクーリング対応の学校に絞れますよね。

この「自分軸」がないまま学校を並べると、気づいたら10校以上の資料が手元にあって、どれがよかったか思い出せない……という状態になりやすいんです。まず「なぜ通信制か」「卒業後にどうしたいか」「どれくらい登校できるか」「費用の上限は」の4点から始めてみてください。

登校頻度とスクーリングの負担で選ぶ

登校頻度とスクーリングの負担で選ぶ

通信制高校を選ぶポイントのなかで、スクーリング(面接指導)の頻度は特に重要です。通信制高校は、レポート提出・スクーリング・単位認定試験の3つで単位を修得する仕組みになっています。スクーリングは「登校して授業を受ける」部分にあたりますが、その回数は学校によってかなり差があります。

「スクーリング少なめ」を売りにしている学校でも、実際に年間何日なのかをきちんと確認しないと、入学後に「思っていたより多かった」となりやすいんですよね。

スクーリング頻度のタイプ

タイプ頻度の目安向いている人
年数回型年間4〜5日程度体調が不安定な人・遠方の人
月2〜4回型週1〜2日ペーススタンダードな通い方を希望する人
週3〜5日型ほぼ全日制に近い生活リズムを整えたい人
完全在宅型登校なし〜最小限外出が難しい人(N高等学校など)

2023年度からは、オンラインによるスクーリングが一部正式に認められるようになったので、以前より選択肢が増えています。コロナ禍の特例措置が恒久化の方向で整備されたものなので、今後さらに対応校が増えていく可能性があります。

たとえば、不登校で「学校に行く」こと自体がしんどいという状態なら、年数回型や完全在宅型が安心ですよね。ただ、「スクーリングが少ない=楽」ではなくて、自分でレポートを進める自律性が求められます。その点もセットで考えておくといいと思います。

スクーリングの場所も要チェック

広域通信制高校なら全国にキャンパスがある場合が多く、自宅近くで登校できることも多いです。一方、公立の通信制高校はほぼ都道府県内の生徒のみが対象の狭域タイプなので、住んでいる地域によって選択肢が変わってきます。

また、学校によっては年1〜2回の集中スクーリング(合宿型)をホテルやリゾート地で実施するところもあります。遠方への移動が難しい場合は、この点も事前に確認しておくと安心です。

欠席した場合に振替スクーリングが用意されているかどうかも、体調が不安定な方にとっては重要なポイントです。「振替ができない学校で欠席が重なって卒業が遅れた」という話も聞くので、ここは必ず確認してほしいところです。

公立と私立の学費と補助制度を比較する

公立と私立の学費と補助制度を比較する

学費は通信制高校選びの大きな軸のひとつです。公立と私立では、かかる費用がかなり違います。しかも、パンフレットに書いてある授業料だけ見て「安い」と思っていたら、実際には別の費用がかさんでいた、というケースも少なくないんです。

公立・私立の費用目安

項目公立通信制私立通信制
年間授業料の目安約1万円程度約30万〜70万円程度
入学金ほぼなし〜少額5万〜10万円程度
諸費用含む総額目安年間3〜5万円程度年間40万〜100万円以上
就学支援金の対象対象対象(加算支援あり)

公立は費用が圧倒的に安いですが、サポートや特色コースは限られています。公立通信制の授業料は1単位あたり約336円と定められていて、年間30単位修得した場合の授業料は約1万円程度です。教材費やスクーリングの交通費などを合わせても、年間3〜5万円程度に収まることが多いです。

私立はコースや登校頻度によって費用が大きく変わります。芸能・スポーツ・進学などの特別コースは別途費用が発生するケースも多いので、パンフレットの表示額だけで判断しないことが大事です。

就学支援金制度について

就学支援金(高等学校等就学支援金)の目安

  • 年収590万円未満の世帯:1単位あたり4,812円の支援(私立では加算支援あり・上限年39.6万円)
  • 年収590万〜910万円の世帯:1単位あたり2,406円の支援
  • 年収910万円以上の世帯:支給対象外

就学支援金はサポート校には適用されません。サポート校の費用は年間50万〜150万円程度かかることもあり、私立通信制と組み合わせると合計で年間100万〜200万円以上になるケースもあるので、費用はトータルで確認するのが大事です。

私が最初に「安そう」と思って見ていた学校が、実はサポート校との合計金額で考えるとかなり高額だった……という経験があるので、費用は必ずトータルで確認することをおすすめします。就学支援金の詳細や手続きについては、文部科学省「高等学校等就学支援金制度」の公式ページをご確認ください。

ネットの情報だけで学校を決めてしまうと、「あの学校も見ておけばよかった」と後から後悔することがあります。まずは複数校の資料を並べて比較するところから始めてみてください。

通信制高校の選び方について詳しくまとめた記事はこちらです。

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サポート体制と卒業まで伴走できるか確認する

サポート体制と卒業まで伴走できるか確認する

通信制高校の卒業率は、全体としては約60〜70%程度と言われています(全日制は95%以上)。入学後に孤立してしまったり、レポート提出が続かなくなったりして中退してしまうケースが少なくないんです。

中退率が高い主な原因として挙げられるのは、モチベーション維持の難しさや、一人でいる時間が長くなることによる孤立感、そしてレポート提出の継続が思いのほかしんどいことです。だからこそ、「入学できればゴール」ではなく、「卒業できる環境かどうか」を軸に見ることが大事だと思っています。

説明会や個別相談で必ず確認したいサポートの内容です。

  • 担任制度があるか、1人の担任が何人の生徒を担当しているか
  • スクールカウンセラーが常駐しているか(週何日か)
  • 欠席したときのフォローアップ体制があるか
  • 不登校や発達特性のある生徒への対応実績があるか
  • レポート作成のサポートがあるか

担任1人あたりの生徒数は、学校によって大きく違います。公立では数十人以上を担当するケースも珍しくありませんが、私立では少人数担任制を売りにしているところも多いです。数字で答えてくれる学校の方が信頼性が高いと感じています。

発達特性がある場合は、個別指導計画の作成有無や、特別支援の経験を持つ教員が在籍しているかどうかも確認できると安心です。感覚過敏への配慮(教室の明るさや騒音など)まで考えてくれる学校もあるので、気になる場合は遠慮せず聞いてみてください。

ただ、サポートが手厚い学校ほど費用が高くなる傾向があります。「安いけれどサポートが薄くて中退してしまった」よりも、「多少費用がかかっても卒業できた」方が、長い目で見ればずっとよかった、というケースも多いんですよね。費用とのバランスをどこで取るか、という視点も大事です。

学習内容と進路実績から逆算して選ぶ

学習内容と進路実績から逆算して選ぶ

卒業後に何をしたいか、という視点から学校を選ぶのもとても大切です。通信制高校でも、大学進学率が50〜70%を超える進学コースを持つ学校があれば、就職や専門学校への進学をサポートするのが中心の学校もあります。

文部科学省の学校基本調査によると、通信制高校全体の大学・短大進学率は約20〜25%程度とされています(全日制は約55%)。ただ、これはあくまで全体平均なので、進学コースを持つ学校では実績がかなり異なります。

進路タイプ学校の特徴
大学進学重視型受験対策授業・個別指導・指定校推薦枠などが充実している
就職・自立支援型ビジネスマナーや就労体験プログラムがある
専門スキル型IT・芸能・スポーツ・デザインなど特化コースがある

「大学進学希望なのに進学サポートが薄い学校を選んでしまった」という失敗をよく聞くので、ここは事前にしっかり確認しておいてほしいポイントです。学校のホームページに掲載されている進路実績は、直近3年分を見るのがおすすめです。1年だけ良かった、という可能性もあるので、複数年のデータで傾向を確認するのがいいと思います。

また、大学進学を目指す場合は、指定校推薦の枠をどれくらい持っているか、総合型選抜(AO入試)のサポートがあるかも確認するといいですよ。高卒資格を取ることが最優先で進路はこれから決める、という場合は、まず卒業率と中退サポートに注目するのがいいと思います。「とにかく卒業できること」を軸にした場合は、サポートが充実していて卒業率が高い学校を選ぶのが、結果的に後悔しない選択につながりやすいんです。

さき

ポイントがたくさんあって、もう少し細かいところも気になってきました。合う子・合わない子って、どう判断すればいいんですかね?

ゆかり

いい質問です。実は「向いているかどうか」は、その子の特性だけじゃなくて、学校のサポートとのかけ算で決まるんですよね。次から、そのあたりをもう少し細かく見ていきましょう。

通信制高校の選び方に迷ったら確認したいポイント

通信制高校の選び方に迷ったら確認したいポイント
  • 合う子・合わない子の特徴はタイプ×サポートのかけ算で判断する
  • 資料請求→説明会→個別相談の順で、具体的な数字を確認していく
  • 公立と広域私立はそれぞれメリット・デメリットがあり、状況で選ぶ
  • 転入と編入の違いを理解したうえで、早めに動くのがおすすめ

合う子合わない子を分けるタイプ別の特徴

合う子合わない子を分けるタイプ別の特徴

通信制高校は「どんな子でも合う」わけではありません。正直に言うと、向いていない子もいますし、合う学校のタイプもかなり違います。

私が感じているのは、自分で「やる」と決めて動ける子には向いているけれど、誰かに「やれ」と言われないと動けないタイプには、手厚いサポートがある学校でないと厳しいかも、ということです。ただ、これは「向いていないから通信制はやめなさい」という話ではなくて、「サポートが手厚い学校を選ぶことで、向いていない部分を補える」という話です。

タイプ向いている学校の特徴
不登校・体調不良系年数回型スクーリング・オンライン対応・欠席フォローが充実
発達特性系(ASD・ADHDなど)個別指導計画・少人数クラス・カウンセラー常駐
大学進学重視系受験対策コース・指定校推薦・進学実績が高い学校
スポーツ・芸能活動系活動に合わせたスクーリング・柔軟なカリキュラム
就労・自立支援系就職サポート・資格取得・ビジネス体験プログラム

たとえば、発達特性がある場合は、一般的な私立通信制よりも、発達障害への対応実績を持つサポート校と連携している学校の方が安心なケースが多いです。「ちょっと配慮してくれればいい」ではなく、「専門的な知識を持ったスタッフがいる学校かどうか」を基準にするといいと思います。

逆に、「ある程度自分で学習できる」「友だちと交流したい」という場合は、週数回の登校型で仲間ができやすい環境の学校がいいかもしれません。スポーツや芸能活動をしている場合は、遠征や撮影などの予定に合わせてスクーリング日程を調整できる柔軟性がある学校かどうかを確認するのがポイントです。

通信制高校に向いてる人の特徴とチェック方法

通信制高校に向いてる人の特徴とチェック方法

通信制高校に向いている人の特徴として、よく言われるのは「自分のペースで進める力がある人」です。ただ、これが最初からある人ばかりではないんですよね。実際には、学校のサポートを借りながら少しずつ自律性を育てていける場合も多いです。だから「向いているかどうか」は、学校のサポートがどれくらい手厚いかとセットで考えるのがいいと思っています。

通信制高校に向いている人の特徴をチェックしてみてください。

  • 自分の「やりたいこと」や「好きなこと」がある程度ある
  • 毎日決まった時間に登校することが難しい事情がある
  • 自分のペースで学習を進めることへの抵抗感が少ない
  • 芸能・スポーツなど、学業以外に取り組みたい活動がある
  • 学び直しや高卒資格の取得を目的にしている

一方、誰かと過ごす時間がないと孤独を感じやすいタイプや締め切り管理が苦手なタイプでも、登校頻度が高い学校や担任が定期連絡してくれる学校を選ぶことで対応できます。

一つの目安として、「レポートを締め切りまでに提出し続けられそうか」を想像してみてください。通信制高校では、定期的にレポートを提出することが単位修得の条件になります。もし「一人では難しいかも」と感じるなら、担任が細かくフォローしてくれる学校や、サポート校との連携がある学校を選ぶのがおすすめです。

卒業要件として74単位以上の修得・特別活動30時間以上への参加・3年以上の在籍期間が必要ですが、通信制では最長10年在籍できる学校もあるので、「急いで卒業しなければ」とプレッシャーを感じすぎなくて大丈夫だと思います。

資料請求と説明会で必ず確認する質問リスト

資料請求と説明会で必ず確認する質問リスト

実際の学校選びは、資料請求→オープンキャンパスや学校説明会→個別相談、という順番で進めるのがやりやすいと思います。私も最初は「資料請求するだけでしつこく電話がくるのでは……」と不安でしたが、まずは資料を手元に集めて、冷静に比べてみるのが一番でした。

特に通信制高校の場合、パンフレットだけでは読み取れない情報が多いので、説明会や個別相談で直接確認することがとても大事です。

STEP1:資料請求で確認すること

複数の学校から資料を取り寄せて、費用の内訳やスクーリング日数、コースの種類を比較します。サポート校が別途必要かどうかも必ず確認してください。資料請求の段階では、3〜5校程度に絞って取り寄せるのがおすすめです。最初から1〜2校に絞りすぎると比較ができませんし、10校以上になると情報が多すぎて混乱しやすいんですよね。

STEP2:学校説明会・オープンキャンパスで確認すること

実際の雰囲気を感じることと、以下の質問を直接確認することをおすすめします。説明会の場では「お客様扱い」で良いことしか言わない学校もあるので、こちらから具体的な数字を聞くことが重要です。

説明会・オープンキャンパスで必ず聞いておきたい質問リストです。

  • 年間のスクーリング日数・時間数は何日か
  • 欠席した場合の振替制度はあるか
  • 直近3年間の卒業率は何%か
  • 担任は何人の生徒を担当しているか
  • カウンセラーは常駐しているか(週何日か)
  • 不登校・発達特性の生徒への対応実績はあるか

卒業率や担任の担当人数など、数字で答えてくれる学校の方が信頼性が高いと感じています。曖昧な回答しか返ってこない場合は、入学後のサポートも同様かもしれません。

STEP3:個別相談で確認すること

個別相談では、より具体的な状況を伝えて相談できます。大学進学を希望した場合のサポート内容や、就学支援金の手続きをサポートしてもらえるか、中退した場合の対応・サポートはあるかなどを聞くのがおすすめです。

「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮してしまいがちですが、こういった質問にちゃんと答えてくれるかどうか自体が、その学校のサポート姿勢を判断する材料になります。逆に、丁寧に時間をかけて答えてくれる学校は、入学後も相談しやすい環境がある可能性が高いと思います。

公立と広域私立の違いを正しく理解する

公立と広域私立の違いを正しく理解する

通信制高校を探していると、公立と私立(特に広域通信制)の違いに戸惑う方が多いと思います。それぞれのメリットとデメリットを正直に整理してみました。

比較項目公立通信制広域私立通信制
費用年間3〜10万円程度(安い)年間40万〜100万円以上
サポート最低限(担任あたりの生徒数が多め)手厚い(担任制・個別指導)
スクーリング週1回(土曜登校型が多い)多様(年数回〜週5日・完全在宅型)
特色コースほぼなし芸能・スポーツ・IT・進学等
入学時期4月のみが多い随時入学可能な学校も多い
全国への転居困難(狭域のため)転居後も継続しやすい

公立は費用面の魅力が非常に大きいですが、入学できる時期が限られていることや、特色あるコースがほぼないことはデメリットになります。また、公立通信制は定員に比較的余裕がある一方、人気の私立では定員オーバーになることもあるので、早めに動くのがおすすめです。

広域私立は選択肢が豊富で、引越しがあっても継続しやすいメリットがあります。全国展開している広域通信制高校は、各地にキャンパスや学習センターを持っているので、地方に住んでいても選びやすいんですよね。どちらが合っているかは子どもの状況と家庭の事情によって変わるので、「公立だから安心」「私立だから安心」という決め方ではなく、具体的な確認事項を一つひとつ見ていくのがいいと思います。

転入と編入で変わる入学時期と単位の扱い

転入と編入で変わる入学時期と単位の扱い

全日制高校から通信制高校に移る場合、転入と編入という2つのルートがあります。この違いは意外と重要なので、整理しておきたいと思います。

転入と編入の違いをおさえておこう

  • 転入(転校):現在も高校に在籍したまま別の学校に移ること。単位は引き継げる。年間を通じて随時可能な学校が多い
  • 編入(再入学):一度高校を退学してから入学すること。修得済みの単位は認定されるが、在籍期間のカウントに注意が必要。入学時期は4月・10月が多い

在籍を続けながら手続きを進められる転入の方が、時間的な余裕を考えると選択肢として選びやすいケースが多いです。できれば転入で対応できるよう、早めに相談を始めることをおすすめします。

「今すぐ動きたい」という気持ちはわかるのですが、転入時期と卒業見込み時期を学校に確認しておくと安心です。「すぐにでも環境を変えたい」という場合は、随時入学を受け付けている私立通信制を中心に探すのが現実的だと思います。

単位の引き継ぎについては、学校によって細かい扱いが異なることがあります。最終的な判断は学校の担当者や、必要に応じて専門家にご相談ください。

ここまで読んでくださった方は、もうかなり詳しくなっていると思います。あとは実際の資料を見てお子さんと話し合うだけ。スマホから1分で請求できるので、気になったタイミングでやっておくと安心です。

※ お子さんの状況はご家庭ごとに異なります。具体的な進路選択については、在籍校の先生やスクールカウンセラー、各通信制高校の相談窓口に直接ご相談されることをおすすめします。

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通信制高校の選び方のポイントを総まとめ

通信制高校の選び方のポイントを総まとめ

というわけで、最後に全体を整理しておきます。通信制高校の選び方で押さえたいポイントは、大きく4つです。

  • スクーリングの頻度とオンライン対応の有無(登校できる頻度と合っているか)
  • 学費の実質負担額(就学支援金・サポート校費用を含めたトータルで考える)
  • サポート体制(担任・カウンセラー・不登校や発達特性への対応実績)
  • 進路実績(卒業後の目標から逆算して、必要なサポートがある学校か)
  • 「なぜ通信制を選ぶのか」という自分軸を最初に整理すること

合う子合わない子の話でも触れましたが、学校との相性は「その子の特性 × 学校のサポート × 目指す進路」のかけ算で決まります。どれか一つの軸だけで決めてしまうと、後でミスマッチが起きやすいんですよね。

資料請求や説明会への参加は、決して「入学の意思がある」と伝えることではないので、気軽に複数校に問い合わせてみてください。この記事で紹介した費用や制度の数字はあくまで一般的な目安です。正確な情報は各学校・都道府県の公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は学校の担当者や専門家にご相談いただくことをおすすめします。

焦らなくて大丈夫です。「いい学校を選ぼうとしている」その気持ちが、すでに大事な一歩だと思います。

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