子供の不登校で親の仕事どうする5つの対処法

さき

子どもが急に学校に行けなくなって……仕事、どうしたらいいんだろうって頭が真っ白になっちゃって。

ゆかり

わかります、本当に。私も娘が不登校になったとき、最初に頭に浮かんだのは「仕事どうしよう」でした。辞めるべきか、続けるべきか、休むべきか……罪悪感と現実の板挟みで、すごくしんどかったんですよね。

さき

共働きだと役割分担も悩むし、子どもの居場所とかも気になって……何から考えればいいのかわからなくて。

ゆかり

そうなんです。でも、実は段階を踏んで考えると、意外と選択肢があるんですよね。この記事では、仕事を休む判断基準から使える制度、在宅ワークへの切り替え方、子どもの昼間の居場所確保まで、順番に整理してお伝えしていきますね。

この記事を読むと分かること
  • 子どもが学校を休む日に仕事を休む判断基準と使える制度
  • 仕事を続けることが子どもにも良い影響を与える理由と根拠
  • 職場への伝え方や在宅ワーク・時短勤務への切り替え手順
  • 昼間に親がいない時間の子どもの居場所をどう確保するか
目次

子供が不登校になったとき親の仕事はどうする

子供が不登校になったとき親の仕事はどうする
  • まず「辞める・続ける」の二択から離れて状況を整理する
  • 子どもの状態に合わせて毎朝判断できる基準を持つ
  • 離職前に使える制度を確認し、働き方の選択肢を広げる
  • 仕事を続けることが子どもにとってもプラスになる理由を知る

まずは「仕事を辞める・続ける」の二択で考える前に、状況を整理してみましょう。

不登校が始まった直後は、誰でも頭が混乱して当然です。でも、焦って大きな決断をする必要はないんです。

文部科学省の調査によると、2023年度の小中学校における不登校の児童生徒数は346,482人で、11年連続で増加し過去最多を更新しています。中学生ではクラスに1〜2人が不登校という計算になります。

つまり、あなたが今感じている悩みは、決して特別なことじゃないんです。

(出典:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」

このセクションでは、今すぐ使える判断基準や制度から、仕事を続けることの意味、辞めることが有効なケース、職場への伝え方まで順に見ていきます。

子どもが学校に行けない日に親が仕事を休む判断基準

子どもが学校に行けない日に親が仕事を休む判断基準

不登校が始まった最初の1〜2週間は、本当に手探りですよね。私も最初は「今日も休むの?じゃあ私も仕事休まなきゃ」という感じで、毎朝バタバタしていました。

ただ、よく考えてみると、子どもが家にいる=親も必ず家にいないといけない、というわけではないんです。

判断基準として参考にしてほしいのは、主に3つのポイントです。

①子どもの状態で判断する

体調が悪い、自傷行為がある、ひきこもりが深刻でひとりにしておくのが心配、という場合は、親がそばにいる必要があります。一方で、元気ではあるけれど学校には行けない、という状態なら、留守番ができる年齢であれば必ずしも親が仕事を休む必要はないかもしれません。

子どもの「今日の状態」を毎朝確認して、その日の判断をする、みたいな感じで乗り越えている親も多いです。完璧な正解はないですが、焦らず一日ずつ判断していくのが現実的だと思います。

②子どもの年齢と留守番の可否

小学校低学年の子どもをひとりにするのは、やはり不安が大きいですよね。小学校高学年や中学生であれば、数時間の留守番は現実的な選択肢になってきます。ただ、精神的に不安定な状態のときは年齢に関わらず要注意です。

たとえば、「午前中だけ祖父母に来てもらう」とか「昼食の時間に一度連絡を入れる」といった工夫で、完全にひとりにしない環境をつくることも考えられます。「完全に親がいる」か「完全にひとり」かの二択ではなく、間のグラデーションを探してみてほしいんです。

③不登校が長期化するかどうかの見通し

文部科学省のデータでは、不登校の継続期間は3ヶ月以上1年未満が最多で、1年以上続くケースも少なくありません。つまり、最初の数日だけ休めば終わる話ではない可能性が高いんです。

毎回仕事を休む対応を続けることは現実的でないと早めに気づいて、次のステップを考えていきましょう。

以下の表に、子どもの状況別の目安をまとめました。あくまで参考として使ってください。

子どもの状態親の仕事への影響対応の目安
体調不良・自傷行為がある高いまず仕事を休んでそばにいる
精神的に不安定(泣く・怒る等)やや高い様子を見て有給や早退を活用
元気だが学校には行けない中程度留守番の可否を確認し居場所を確保
フリースクール等に通えている低い仕事継続がしやすい状態

不登校離職を防ぐために使える制度と手続き

不登校離職を防ぐために使える制度と手続き

いきなり仕事を辞める前に、まず使える制度がないか確認してほしいんです。知らないまま離職してしまう人が多いんですが、実は手元にある選択肢が意外とあります。

ベネッセ教育総合研究所の調査では、不登校の子を持つ保護者の約4人に1人が不登校離職を経験しているというデータがあります。また、別の調査では「仕事に何らかの影響が出た」と答えた親が約70%にのぼります。

でも、その前に知っておけばよかった制度がいくつかあるんです。順番に見ていきましょう。

離職前に確認しておきたい主な制度はこちらです。

  • 年次有給休暇(取得理由を問わず使える・まず最初に活用)
  • 子の看護休暇(小学校就学前の子が対象・年5〜10日、時間単位も可)
  • 会社独自の特別休暇・家族看護休暇(就業規則を確認)
  • 休職制度(法律上の義務ではないが、会社によって設けられているケースあり)

子の看護休暇は小学生以上の不登校には原則適用外です。ただし、精神的な不調(適応障害など)が疑われる場合は病気・負傷として認められる可能性があるので、会社の担当者に確認してみてください。

有給は取得理由を問いません。「家庭の事情」や「私用」で取得できるので、子どもが不登校だと正直に話す必要はないんです。ただ、有給日数には限りがあるので、長期化した場合に足りなくなる問題が出てきます。有給を使いながら、並行して次の制度の確認を進めておくのがおすすめです。

また、意外と「知らなかったけど使えた」という制度が社内に眠っていることもあるんですよね。たとえば、ファミリーサポートや育児支援として整備されている制度が、不登校の場面でも応用できるケースがあります。

休職については、家族の事情や精神的な消耗を理由に認められるケースもあるので、まず就業規則を確認してみてください。休職中は健康保険から傷病手当金を受給できる可能性もありますが、要件や手続きが複雑なため、社会保険労務士や会社の人事担当者に相談するのがおすすめです。

仕事を続けることが子どもにも良い影響を与える理由

仕事を続けることが子どもにも良い影響を与える理由

仕事を続けることへの罪悪感、ありますよね。「子どもが苦しいのに、自分だけ仕事に行っていいのか」という気持ち、すごくわかります。

ただ、調べてみると、仕事を続けることが実は子どもにも良い影響を与えるという話が多いんです。「辞めてそばにいる=子どものため」とは一概には言えないんですよね。

仕事を続けることが子どもにもプラスになる3つの理由

  • 経済的な安定がフリースクールやカウンセリングなどの選択肢を広げる
  • 親が安定していると子どもも安心しやすい(精神状態は思っている以上に伝わる)
  • 不登校経験者の多くが「親には仕事を続けてほしかった」と語っている

フリースクールの月額費用は施設によって2万〜8万円程度が目安です。収入があることで、子どもに合った支援を選べる余裕が生まれます。

特に、仕事を辞めて子どもにつきっきりになると、親自身が孤立して精神的に追い詰められるケースがあるんです。親がずっと家にいることで、子どもが「自分のせいで親の人生が止まっている」と感じてしまうこともあります。

親が安定していると、子どもも安心しやすいという側面があります。不登校になった子どもは、すでに「学校に行けない自分はダメだ」という感覚を持ちやすい状態にあります。そこに「自分のせいで親の仕事まで奪った」という気持ちが重なると、回復がさらに難しくなることもあるんです。これは知っておいてほしい視点だなと思っています。

仕事を辞めることが有効になるケースとその条件

仕事を辞めることが有効になるケースとその条件

一方で、仕事を辞めることが合理的な選択になるケースもあります。「辞めてはいけない」と一辺倒に言いたいわけじゃなくて、自分の状況に合わせて判断してほしいんです。

以下のような状況では、退職を選択肢として考えることが合理的な場合があります。

  • 子どもの状態が深刻で、自傷やひきこもりの長期化など常時見守りが必要な場合
  • 配偶者の収入だけで生活が成り立つ、または実家のサポートが得られる場合
  • 仕事そのものが精神的な過重負担になっており、自分自身が限界を感じている場合
  • 退職後の生活設計(収入源・生活費・貯蓄の見通し)が具体的に立てられている場合

辞める場合でも、子どもに黙って辞めるのは避けたほうがいいと思います。たとえば「ちょっと仕事の形を変えることにした」というくらいの伝え方でも工夫できます。子どもが「自分のせいで親が仕事を辞めた」と思い込まないための配慮が大切です。

特に、仕事を続けることで親自身が追い詰められているなら、無理に続けることが必ずしも正解ではありません。ただ、それでも「すぐに辞める」より「まず働き方を変える」を先に試してほしいと思っています。

辞める前に少なくとも半年〜1年分の生活費の確保と、辞めた後の自分自身の居場所についても考えておくことをおすすめします。専業主婦や専業主夫になることで孤立するリスクも、意外と見落とされがちなんです。

辞める選択をするにしても、「辞めた後の自分がどう過ごすか」まで含めて計画を立てるのが大切だと思っています。

職場への伝え方と働き方を見直す具体的な方法

職場への伝え方と働き方を見直す具体的な方法

職場への伝え方、これが一番悩むところじゃないかと思います。私も最初は「不登校って言っていいのかな……」とすごく迷いました。

結論から言うと、詳しく話しすぎる必要はないし、話すかどうかは自分で決めていいんです。子どもの学校の問題で、や家庭の事情で、という表現で十分です。不登校というプライバシーに関わる情報は、信頼できる直属の上司1人にとどめるのが望ましいと思います。

以下の表に、場面ごとの伝え方のポイントをまとめました。

場面おすすめの伝え方
仕事を休む・早退するとき「家庭の事情で」「子どもの件で」
頻繁な早退・休みを事前報告するとき「しばらく有給でカバーしますが、ご迷惑をおかけするかもしれません」
働き方の変更を相談するとき「勤務形態を相談させていただきたいのですが、時間をもらえますか」
在宅勤務・フレックスを交渉するとき「試験的に3ヶ月だけ試させてください。業務への影響はこのように対応します」

不登校が一時的なものか長期化するかの判断がつく前でも、まず「有給や早退が増えることの事前報告」だけしておくと職場との信頼関係が保てます。「報告が遅かった」と思われるより、早めに一言入れておくほうが、後々の交渉もスムーズになります。

フレックスや在宅勤務の交渉では、「子どものために」という理由だけでなく、「業務への影響をこう最小化します」というセットで伝えると、会社側も判断しやすくなります。「試験的に3ヶ月だけ」というかたちで交渉するのも、受け入れてもらいやすい伝え方のひとつです。

配偶者に状況を理解してもらえない場合は、夫婦間の意見のすり合わせも必要になってきます。

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さき

在宅とか時短って、実際にどうやって切り替えればいいんだろう……会社に言いにくくて。

ゆかり

そうなんですよね。でも、手順を踏んで準備すると意外と通るんです。次のセクションで具体的な進め方を整理しましたね。

子供の不登校で悩む親が仕事をどうするか迷ったら

子供の不登校で悩む親が仕事をどうするか迷ったら
  • 在宅ワーク・時短勤務への切り替えを手順を踏んで検討する
  • フリースクールや教育支援センターで昼間の居場所を確保する
  • 共働き家庭では役割を「見える化」して分担を決める
  • 親自身のメンタルを守ることが子どものためにもなる

仕事を辞めるかどうかの大きな決断の前に、もう少し具体的な選択肢を見ておきましょう。在宅ワークへの切り替えから、昼間の子どもの居場所の確保まで、実際に動けることはいくつかあります。

在宅ワークや時短勤務への切り替えを検討する手順

在宅ワークや時短勤務への切り替えを検討する手順

今の仕事をいきなり辞めるのではなく、働き方を変えるという選択肢は意外と有効です。ただ、「なんとなく在宅に変えたい」だと会社への交渉が難しいので、手順を踏んで考えてみてほしいんです。

働き方の見直しは「辞める」と「続ける」の二択ではなく、その間にある選択肢です。まずここから考えてみるのがいいと思っています。

在宅ワーク・時短勤務への切り替えは、次の3ステップで進めるのがおすすめです。

  • ステップ1:自分の業務がリモートで可能かを棚卸し(会議はオンラインで代替できるか、成果物ベースで動けるかを確認)
  • ステップ2:上司に相談する前に条件を整理(何日在宅にしたいか、いつから、どんな成果で評価してもらうかを具体化)
  • ステップ3:時短勤務の可能性も確認(法律上の制度は3歳未満対象だが、会社独自の制度や双方の合意で実現できるケースあり)

交渉のポイントは「子どものために」という理由だけでなく、「業務への影響をこう最小化します」をセットで伝えること。たとえば「週3日在宅にすることで朝の子どもの様子確認と仕事を両立します。成果は週次報告で見ていただく形にします」みたいな提案があると、上司も判断しやすくなります。

正社員にこだわらず、パートや時給制への変更を選ぶ人も少なくありません。収入は下がりますが、時間の融通が利くようになるため、子どものサポートと仕事のバランスを取りやすくなります。たとえば、「午前中だけ働いて、午後は子どものそばにいる」という働き方を選んでいる人もいます。

ただし、社会保険の扱いや収入の変化については、事前にしっかり確認することをおすすめします。

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昼間に親がいない時間の子どもの居場所の確保策

昼間に親がいない時間の子どもの居場所の確保策

仕事を続けようと思ったとき、一番気になるのが「昼間、子どもをひとりにして大丈夫か」ということですよね。この問題を解決する手段を考えておくと、仕事を続ける選択がずっとしやすくなります。

逆に言うと、居場所さえ確保できれば、仕事を辞めなくてよいケースがぐっと増えるんです。

祖父母や近くに住む家族にサポートをお願いできる場合は、まずそこから考えてみるのが現実的です。完全に任せなくても、午前中だけ見てもらうとか、昼食を一緒に食べてもらうだけでも、子どもの安心感が違います。「頼ることへの遠慮」がある方も多いですが、長期化する前提で考えると、早めに周りを頼る仕組みを作っておくほうが結果的に楽になることが多いです。

ある程度の年齢の子であれば、昼間の過ごし方を一緒に決めるのも有効です。スマホやゲームへの依存が不安系の悩みとしてよく挙がりますが、親が一方的に管理するより本人と話し合ってルールを作るほうが長続きします。たとえば、「午前中は勉強か読書の時間にする」「動画は午後2時以降にする」みたいなルールを本人が納得した形で決めると、守られやすくなります。

完全にコントロールしようとするより、子どもを信頼しながら環境を整えるほうが大切だと思っています。

フリースクールや教育支援センターを活用するポイント

フリースクールや教育支援センターを活用するポイント

フリースクールや教育支援センターは、親が仕事を続けるための環境整備としてもとても有効です。ただ、どんなところか分からないと不安ですよね。基本的なことを整理しておきます。

以下の表に、各居場所の特徴をまとめました。

居場所の種類費用の目安出席扱い特徴
フリースクール(対面)月2万〜8万円可能な場合あり少人数・個性に合わせた支援
フリースクール(オンライン)月3,000〜15,000円可能な場合あり在宅で利用可・コスト低め
教育支援センター無料〜低額可能な場合あり公的機関・安心感がある
放課後等デイサービス自己負担あり(所得に応じ)対象外が多い障害特性がある場合に有効

フリースクールは民間が運営する学校以外の学びの場で、対面型とオンライン型があります。子どもの性格に合わせて、少人数制のところや好きなことを軸にした活動型のところなど、スタイルもさまざまなので比較してみるのがおすすめです。学校長の判断によって出席扱いになる場合もあるので、在籍している学校に確認してみてください。

教育支援センター(適応指導教室)は各市区町村の教育委員会が運営する無料または低額の支援機関です。「うちの子には合わないかも」と思っていても、見学だけでも行ってみると印象が変わることがあります。まずは住んでいる市区町村の教育委員会に問い合わせてみるのがおすすめです。

共働き家庭で不登校対応の役割を分担する考え方

共働き家庭で不登校対応の役割を分担する考え方

共働き家庭で不登校になったとき、どちらが対応するかで揉めるケースって多いんです。どうしても母親に負担が集中しがちで、不登校離職のほとんどが母親というデータも出ています。

でも、これって「どちらが子どもを大切にしているか」の問題じゃないんですよね。仕組みとして対応できていないから、どちらかに偏ってしまうだけの話が多いんです。

共働き家庭での不登校対応、分担のヒント

  • 誰がいつ対応できるかをカレンダーや表で「見える化」する
  • 「なんとなくどちらかがやる」から「役割を決める」に切り替える
  • 週に一度「今週どうだった?」と話し合う時間をつくる
  • 経済的な観点から、収入が高いほうが仕事を続けられる環境を整える

不登校対応は「母親の問題」ではなく「家族全体の問題」として捉えることが、長期的にどちらかが限界を迎えることを防ぎます。

たとえば、月・水・金は母親が午前中対応、火・木は父親がテレワークで対応、みたいな感じで分担を決めると、お互いの負担が見えやすくなります。物理的なサポートだけでなく、子どもとの関わりや、パートナーの話を聞くことも大切な役割です。

「私ばかり負担している」という気持ちが出てきたときは、まずその感情を相手に正直に伝えることから始めてみてほしいんです。

親自身の精神的安定を守るためにできること

親自身の精神的安定を守るためにできること

子どもの不登校が長引くと、親自身もじわじわと追い詰められていくんです。私も「なんか最近ずっと頭が重い」「子どものことしか考えられない」という状態が続いた時期があって、それが一番しんどかったです。

子どものことを心配するのは当然ですが、親自身が壊れてしまっては元も子もないというのも事実です。親のメンタルを守ることは、子どものためにもなります。

子どものことを話せる場所を持つのが、親のメンタルを守るうえでとても大切です。たとえば、同じ不登校の親同士のコミュニティやオンラインの相談窓口など、一人で抱え込まない環境をつくることをおすすめします。「こんなことで相談していいのかな」と思う必要はありません。同じ境遇の人と話すだけで、「自分だけじゃないんだ」という気持ちになれることがあります。

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カウンセリングというと子ども向けのイメージがありますが、親が受けることも効果的です。「子どもがカウンセリングを受けるついでに、自分も少し話してみた」という形から始めても十分です。心理士や公認心理師に相談できる機関は、各市区町村の教育委員会や保健センターにも設けられています。

また、仕事に行くことで不登校のことを一時的に忘れられる時間ができる、という親も多いです。社会とのつながりが親の精神的安定を支えるという面は、意外と見落とされがちなんですよね。仕事を続けることが親自身を守る選択肢になる、というのも知っておいてほしい視点です。

子供の不登校を抱える親が仕事をどうするかまとめ

子供の不登校を抱える親が仕事をどうするかまとめ

ここまで長く読んでくれてありがとうございます。最後に、全体を通してお伝えしたいことをまとめます。

不登校が始ってすぐに大きな決断をしなくていいんです。まず有給を使う、次に制度を確認する、職場に相談して働き方を変える、子どもの居場所を確保する、という順番で考えてみてください。それでも難しければ、そこで初めて退職を検討するのが現実的だと思っています。

以下に、判断の流れを整理しました。

ステップやること目的
有給休暇を使うまず時間を確保して状況を把握する
使える制度を確認する子の看護休暇・特別休暇・休職の可否を調べる
職場に相談する働き方変更の交渉。在宅・フレックス・時短を検討
子どもの居場所を確保するフリースクール・教育支援センターを探す
退職を検討する①〜④を試した上で、どうしても難しい場合の最終手段

仕事を続けることへの罪悪感を感じている親に伝えたいのは、それは子どもへの裏切りじゃないということです。不登校経験者の多くが「親には仕事を続けてほしかった」と語っています。経済的な安定、親自身の精神的安定、そして子どもに罪悪感を与えないこと。これが仕事を続けることの意味だと私は思っています。

ベネッセの調査では、不登校の子を持つ保護者の約4人に1人が仕事を辞めた経験があるといいます。あなたの悩みは、決して特別なことじゃないんです。

  • いきなり離職せず、まず有給・制度・働き方変更を順番に試す
  • 仕事を続けることは経済的安定と親の精神的安定につながり、子どもにとってもプラス
  • フリースクールや教育支援センターで昼間の居場所を確保すれば、仕事継続の選択肢が広がる
  • 共働き家庭では役割を見える化して分担し、一方への集中を避ける
  • 親自身も相談先を持ち、一人で抱え込まない環境をつくることが大切

フリースクールや教育支援センター、カウンセリングなど、子どもの居場所と親の相談先を少しずつ探しながら、無理なく前に進んでいきましょう。制度の詳細や法律に関わることは、最新の情報をご自身で確認いただくか、社会保険労務士や各市区町村の相談窓口などの専門家に相談することをおすすめします。

というわけで、この記事が少しでも判断の助けになれば嬉しいです。

通信制高校の選び方について詳しくまとめた記事はこちらです。

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